環境に配慮した次世代フード「コオロギ」
新たなタンパク源の可能性に先進技術で挑む
全国ニュースや有名バラエティ番組、新聞、雑誌など、多方面より注目をいただいています。
養殖から加工まで全てが国内での自社生産
テレビ番組でもしばしばゲテモノ扱いされてきた昆虫食。それゆえに、昆虫を食すことにはまだまだ抵抗がある方が多いはずです。ただでさえ敬遠されがちなこの昆虫をいかに普段の食事に取り入れてもらうか。そう考えたとき、やはり「安心」が必要だと考えました。クリケットファームが生産するフタホシコオロギは、与える餌の段階から独自に調達した自然由来のものを使用し、長野県の自社工場にて徹底した品質管理のもとで生産いたします。
2021年8月、長野県岡谷市にてCricketFarm(クリケットファーム)を設立いたしました。長野県の中心に位置する諏訪地域では、古くより昆虫を食す文化が根付いており、蚕で栄えた歴史を持つ岡谷市でもまた、そのさなぎをタンパク源として食してきました。私たちは、古くより昆虫食の文化を持つ諏訪地域に拠点を構え、年間233万6000匹(約2.3トン)の生産を目標に、長野県から全国へ昆虫食文化を発信してまいります。
高タンパク・低脂質なスーパーフードといわれる食用コオロギですが、わたしたちクリケットファームのコオロギにおいては、100グラムあたりのタンパク質は71.5グラムとその含有量は70%以上にのぼり、脂質については13.4グラムと低く、糖質はゼロ(※)。また、亜鉛や鉄、カルシウムにマグネシウム、ビタミンB1・B2に加えて、アミノ酸も豊富で、必須アミノ酸全9種類を含んだ22種類のアミノ酸も備えています。
肉、魚を手に取るように、食用コオロギが普通の選択肢として日常に溶け込む世界を目指す
人口減少に歯止めがきかない日本。スーパーやコンビニは24時間開いており陳列棚には常に商品が整然と並んでいる。そんな国に暮らしている私たちには「食糧危機が来る」といわれてもピンと来ないかもしれません。
しかし世界ではいま食糧危機への警鐘が鳴らされています。というのも世界的にみれば人口は増加傾向にあるのです。2019年の国連の発表によると、世界の人口は同年の77億人を起点とし、2030年には85億人(10%増加)、2050年には97億人(26%増加)にまでなると予想されています。向こうわずか30年の間に26%もの人口が増加となると、あらゆる物資の争奪戦はもはや避けられません。
「ウッドショック」や「ミートショック」はその予兆であり、私たちが普段食べている食糧に取り合いが起こってくるのはごく自然な考え方です。だからこそ、私たちは昆虫食に着目し、動物性タンパク質をとるための新たな選択肢を世の中に提案していきます。
クリケットファームがお送りする「ムシのシラセ」
先進技術で培った盤石のバックボーンを持つINDETAILグループ。
その新たな挑戦が、私たちクリケットファームです。